俳句を読む人と、写真撮影する人との共通点

写真と俳句は、とても似ている。松尾芭蕉と写真の関係とは

次にてこずったのが露出です。失敗の連続で、いったいどれだけフィルムと時間を無駄にしたか分かりません。ようやくコツが分かったときは、まさに朱色の発色に成功した柿右衛門の心境。タネを明かせばバカバカしいかぎりで、葉の上からフラッシュメーターを下に向けて計るだけでよかったのです。翌年の秋は高尾山だけでなく、新宿御苑、奥多摩、山梨県の石和、軽井沢、蓼科にまで足をのばして葉っぱの収集につとめ、ついには銀座のギャラリーで「秋の葉」と題して写真展まで開くことができました。

思いのほか大勢の方が見にきてくれて、お褒めの言葉までいただいたのは望外の喜びでした。旅とカメラ旅といっても、新幹線でゆく京都や奈良への観光旅行、バスでゆく団体旅行、車でゆく家族旅行、飛行機を利用した遠距離の国内旅行や海外旅行、豪華船でのクルージングなどさまざまです。期間も日帰り旅行から数カ月におよぶものまで、いくつものバリエーションがあります。いまやカメラは、こうした旅の必携品です。ところが、旅の目的によって持ってゆく機材が違ってくるからやっかいです。

写真愛好家たるもの標準レンズ一本で十分、と気張ってみてもいざ目的地に着くと、広角があれば、望遠も持ってくればよかったと後悔します。旅の長短・国内・海外を問わず、カメラ機材はできるだけ少なく軽く、が基本です。一眼レフカメラに交換レンズ三本とストロボ、それにフィルムを入れると、それだけで二キロ近くになります。重すぎる機材は旅のお荷物になり、楽しさを半減させてしまいます。小型軽量のカメラに35~100ミリのズームレンズ一本、というのがいちばん手軽ではないでしょうか。


濡れた口許をぬぐって歩き出すと、木漏れ日が蜘蛛の建築現場を照らしています。足場はほぼできあがり、今夜の完成パーティのご馳走を考えながら仕上げを急いでいます。山の道は踏み出す歩幅も高さも進む方向も、一歩一歩違いますが、足の指先は木の根や土や落葉の感触を靴の中でしっかり捉えています。頭の中から汗が吹き出し、耳のうしろを伝って顎の先からポタポタと落ちます。

仕事で緊張したときの冷汗は、いつまでも肌にまつわりついて不快ですが山でかく汗は肌離れがとてもいい。頂上に着く頃には、体に溜まっていた毒素も汗といっしょに流れ落ち、身も心もすがすがしく変わっています。なんだか一句浮かんできそうな景色が見えてきました。それではと、おもむろにカメラを取り出し、一句ひねってみます。
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